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Game Picks

国内外のスマホゲーム市場の分析や最新情報を発信するメディアです。著者は港区のスマホゲーム会社勤務中。

新作『ヴァルキリーコネクト』が累計100万DLを突破!エイチームの開発現場に迫る!(2/2)

全2回の構成で、第1回は『ヴァルキリーコネクト』とその開発・運営会社エイチームについて紹介しました。


今回はエイチームの開発現場、特にゲームの制作体制において大切にしていること
を取り上げたいと思います。

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 画像引用元(株式会社エイチームHP)

チームの裁量権と個人の積極性を大切にする現場

 ゲーム開発・運営は、プロジェクト制でタイトルごとのチームになっているため、ディレクターやプランナー、プログラマなどが1つのチームに所属しています。意思決定においてはエイチームの基本的な風土としてトップダウンではなく、チームにすべての権限があります。しかも、1つのプロジェクトを10~20名で担当しているため、一人ひとりの発言権が大きいのも特徴です。

デザイナーやエンジニアが企画に意見を出すことは頻繁にあり、全体の方向性を動かしていくことも可能な制作体制となっています。チーム全員で、ビジョンを共有し、責任を持ち、目標を達成するというスタイルでゲームづくりを進めています。

ランチの時間にも熱く議論を交わしていたり、新人が先輩に堂々と意見をぶつけることもよくあることだそうです。ただ、この風土が成り立つのは、それぞれが謙虚さを併せ持っているからであって、積極性と協調性のバランスは重要なポイントです。

 

 制作におけるこだわりは「お客様視点」と「入念な準備」

 世の中から求められているものを作るというのが前提で、技術からスタートするのではなく、コンセプトを実現するために最適な技術を選択するというスタンスを持っています。また、新規開発のときからリリース後の運用を入念に考えて設計しています。コードの可読性やアップデートの仕組み以外にも運用時に必要になってくるプログラムの部品化も事前に考えた設計となっています。

 

チームや職種の垣根を越えた共有

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 画像引用元(株式会社エイチームHP)

必須参加の定例ミーティングが多数あり、チーム間の共有に力を入れています。チームどころか事業部を超えた共有まで大切にしており、他のチームや事業に興味を持つことを社員の務めと考えているそうです。チームは職種ではなくプロジェクトで分かれているため、職種間では当然のように情報共有されています。
共有を大切にすることで、社内は非常に風通しのよい雰囲気で、対立するような意見もお互いに出し合い、ポジティブに指摘し合える文化があります。

 

まとめ

名古屋から始まったエイチーム。優秀な人材の確保や情報量といった面で東京や大阪に比べ、ハンデがあったようです。しかし、同社は4年前には上場を果たし、現在では東京と大阪にも拠点があります。成長の背景にはチームとして成果を出す体制、チームメンバーの積極性を大切にする雰囲気作りがありました。

そして、先日発表された第3四半期の決算では四半期最高売上、営業利益を達成しました。今後の成長がますます楽しみな会社であることは言うまでもありません。