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Game Picks

国内外のスマホゲーム市場の分析や最新情報を発信するメディアです。著者は港区のスマホゲーム会社勤務中。

海外展開を急ぐ、ネットマーブルゲームズ社。その背景にあるものとは?

今回は、ネットマーブルゲームズ社の現在のゲームタイトルの海外状況、海外を目指す理由、今後の動向について記載します。

ネットマーブルゲームズ社の概要はこちら

韓国のスマホゲーム売上ランキングトップ3を独占するネットマーブルゲームズ社とは? - Game Picks

 

ゲームタイトルは海外でも順調

 台湾、タイなどアジア主要国家の売上上位10位圏内に「みんなのマーブル」、「セブンナイツ」、「マーベル・フューチャーファイト」などネットマーブルゲームズ社のモバイルゲームが位置付いています。

「マーベル・フューチャーファイト」はGoogle Playがアメリカ、日本、イギリス、台湾など88カ国でダウンロード数、売上、ユーザー評価などアプリのクオリティを基に評価した「2015年最高のゲーム」の1つに選ばれ、全世界的な人気とクオリティの高さを同時に認められる快挙を達成しました。

 

グローバル市場を早急に目指す理由は中国企業の台頭

 中国ゲーム企業は、ここ数年、内需の増加に伴い売上を伸ばし、成長してきました。多額の資金余力があり、その資金を使って世界市場を狙っています。強大な資本力で世界の開発人材と良好な知的財産権(IP)を買い入れている現状があります。直近では中国のテンセント社が「クラッシュ・オブ・クラン」で知られるフィンランドスーパーセル社を買収しています。

 

IPOによる資金調達と買収でグローバル展開を加速する予定

ネットマーブルゲームズ社によると、韓国での株式上場(IPO)を通じて資本競争で負けない体制を作り、海外の競争力ある開発会社を積極的に買収合併M&Aするようです。上場時期は2016年末か2017年初めが有力と言われています。また、世界的なブランドに成長するために米国ナスダックへの上場も視野に入れています。上場後に時価総額10兆ウォン以上にするために実績の良い海外の優良ゲーム会社を買収していくとも言われています。

 

 イスラエルのゲーム会社「プレイティカ」買収か?

ネットマーブルゲームズ社は、イスラエルに本社を置く世界的なモバイルゲーム会社「プレイティカ」の買収戦に飛び込みました。予想買収価格は最大40億ドル(4兆6000億ウォン)台に達し、買収・合併(M&A)が実現すると、国内ゲーム業界で史上最大規模になる見通しです。 

※プレイティカ社は、ソーシャルカジノ業者とも呼ばれ、Facebookなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)や携帯電話アプリケーションなどを介して楽しむモバイルゲーム専門企業です。スロットマニア(Slotomania)をはじめ、カジノポーカーやビンゴなど、主にギャンブルゲームを提供しています。

 

 まとめ

 ネットマーブルゲームズ社は、昨年に年間売上1兆ウォンをこえて急成長中です。売上に占める海外割合も約半分あり、市場の拡大が見込みにくい韓国市場から海外市場に勝負をかけています。IPOによって 資金を調達し、積極的に海外のゲーム開発会社や知的財産権の獲得に動いています。今後、台頭する中国企業に対抗していくことになるでしょう。