韓国のスマホゲーム売上ランキングトップ3を独占するネットマーブルゲームズ社とは?
日本のスマホゲーム売上ランキング上位の企業は様々です。
それに対し、韓国のスマホゲーム売上ランキング(Android)ではネットマーブルゲームズという企業がトップ3を独占しています。
さて、ネットマーブルゲームズ社とはどのような企業なのでしょうか。
今回は同社の概要と主要ゲームタイトルについて記載し、次回は同社の今後の動向について取り上げます。
ネットマーブルゲームズとは
(画像:ネットマーブルゲームズ社HPより引用)
ネットマーブルゲームズ社はゲーム業界初のPCオンラインゲームのパブリッシングを開始した韓国最大規模のオンラインゲーム企業です。2000年3月に設立され、その年の11月から開始したゲームポータルサイト「ネットマーブル」は現在、会員数3500万人を有する国内最大規模のオンラインサービスとなっています。PCオンラインゲームから始まり、現在はモバイルゲームの開発に注力しています。
海外事業にも積極的で、日本、アメリカ、トルコ、タイなど7ヵ国の海外法人や海外パートナー社とともにグローバル展開を進めています。
(画像:App Annieより作成)
また、同社は、App Annieが発表した2015年のグローバル売上パブリッシャーランキングで世界8位となりました。日本企業ではトップ10にミクシー社、ガンホー社、LINE社がランクインしています。
(画像:アプリオンより作成)
1位「すべてのマーブル」
(上記両画像:アプリオンより引用)
サイコロやカードを使ったカジュアルボードゲームで、人生ゲームのスマホ版といったところです。老若男女問わず誰でも簡単に楽しめるゲーム性で世界中で2億ダウンロードを達成しています。
2位「ストーン・エージ」
(上記両画像:アプリオンより引用)
ほのぼのとしたキャラクターが繰り広げるわかりやすいバトルシステム、パーティによる戦闘は、チャットやカップル制度など他のプレイヤーとの交流が特徴となっています。
3位「セブンナイツ」
(上記両画像:アプリオンより引用)
高品質のグラフィックスで展開するリアルタイムターン制バトルが特徴となっています。レイドバトル(最大4人同時で挑戦するクエスト)なので仲間と協力してモンスターを倒します。
韓国のゲーム会社が現地のプラットフォームでなく、独自のサービスで日本のアプリ配信サイト第7位まで上昇した唯一のタイトルです。日本のセブンナイツは韓国バージョンとは異なり、日本のユーザーに親しみやすいコンテンツとなっています。
※韓国ゲーム売上ランキング(Android)トップ20には同社の「モンスター飼いならす」、「百発百中」、「MARVEL Future Fight」なども入ります。
まとめ
ネットマーブル社は韓国のゲーム業界において先駆者的な存在です。PCゲームから始まり、モバイルゲームにおいても業界のリーディングカンパニーとなりました。現在、その同社が海外事業に非常に力を入れています。
次回、海外事業を含めた今後の動向について取り上げます。