日米同時上場!LINE社はこうやってできた
7月中旬、ニューヨーク証券取引所と東証一部に上場を果たしたLINE社。
(画像:朝日新聞DIGITALより引用)
しかし、その成り立ちの詳細についてはご存じない方が多いのではないでしょうか。
そこで、今回はLINE社設立までの過程を紹介していきます。
LINE社の設立過程
①ハンゲームジャパン社がNHNJapan社に商号変更。
②NHNJapan社が子会社としてネイバージャパン社を設立し、ネイバージャパン社は「NAVERまとめ」を提供。
③NHNJapan社がライブドアの株式を取得し、子会社化。
④コミュニケーションアプリ「LINE」の提供開始。
⑤NHNJapan社はネイバージャパン社とライブドア社を経営統合。
⑥経営統合後、ウェブサービス事業とゲーム事業を分割。
→ウェブサービス事業を、NHN Japan株式会社が商号変更したLINE社が承継。
→ゲーム事業は、新設分割によって設立するNHN Japan社が承継。2013年8月に「NHN PlayArt」に商号変更。
※ハンゲームジャパン社
ハンゲームジャパン社は、2000年9月に設立され、同年11月にインターネットゲームポータルサイト「ハンゲーム」のサービスを開始しました。2012年7月には有料のアバターサービスや「ハンコイン」(ハンゲーム内でアバターやゲームアイテムの購入、有料ゲームをプレイするのに必要なポイント)の提供を行っていました。
LINE社の事業内容
(画像:LINE社HPより引用)
現在、LINE社の事業は大きく分けて下記3つあります。
①LINE事業(メッセンジャーアプリ「LINE」、「LINE」に付随するスタンプやカメラ等)
②キュレーション・プラットフォーム「NAVERまとめ」の運営
③livedoor事業(「livedoor Blog」、「livedoorニュース」などの総合ポータルサイト)
まとめ
メッセンジャーアプリ「LINE」の2016年3月末の月間アクティブユーザー数(MAU)は2億1800万人に到達しました。また、「LINE NEWS」のMAUは、2016年6月時点で4,100万人(前年の3倍以上)を突破しました。この背景にはLINE社が、統合や分割を経て、現在の形になっていることが要因かもしれません。NAVERジャパンの事業やlivedoorの事業を引き継ぐことで、その運営手法を上手く採り入れているのではないでしょうか。