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国内外のスマホゲーム市場の分析や最新情報を発信するメディアです。著者は港区のスマホゲーム会社勤務中。

「グラブル騒動は違法性なし」消費者庁が判断。 そもそもグラブル騒動ってなんだ?

6月4日、消費者庁株式会社Cygamesが開発・運営を行う「グランブルーファンタジー(グラブル)」の期間限定ガチャに違法性がないと出現率などの調査を通して判断しました。

人気ソーシャルゲームグランブルーファンタジー(グラブル)」の有料くじで当てる希少アイテム(道具)が「多額をつぎ込んでも当たらない」と疑問視する声が相次ぎ、消費者庁が出現率の表示や設定を調査して「景品表示法違反は認められない」と結論付けたことが4日、関係者への取材で分かった。

業界団体は表示の自主規制を進めているが、専門家からは「射幸心をあおり問題だ」と法規制を求める声が根強い。
共同通信より引用:

グラブル騒動、違法性なし 消費者庁、出現率調べ判断 - 共同通信 47NEWS


そもそもグラブル騒動って?

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2015年末から年始にかけて「グランブルーファンタジー」の期間限定ガチャで特定のキャラクターの出現率の低さに対して運営側に利用者から批判が相次ぎ、消費者庁にまでガチャの違法性を問う連絡が寄せられた騒動のことです。

※「グラブってる?」とのCMで知られるグラブルは、魔物を倒しながら冒険するスマートフォン向けのゲームで、2016年2月にはサービス開始から2年経たずして会員数900万人を超えています。

ゲームを進めるのに有利となるSSレアと呼ばれる100のアイテムについて、この期間だけ出現率を普段の3%から6%に高くすると宣伝していた。だが、最大の目玉としていた新アイテムについては、ほとんど入手できない設定だった、という疑念が利用者の間で浮上した。

(朝日新聞デジタルより引用

「期間限定ガチャ」落とし穴 スマホ向け人気ソーシャルゲームで問題に:朝日新聞デジタル)

このアイテムをひくまでに約70万円かかった様子が動画サイトで生中継されたこともあり、不信感を持ったゲーム利用者が、「期待させる表記をしながら出現率が大きく異なるのは景品表示法で違反とされる有利誤認にあたる」と指摘。同社への調査や規制を求める署名集めまで行われた。

(朝日新聞デジタルより引用: 

「期間限定ガチャ」落とし穴 スマホ向け人気ソーシャルゲームで問題に:朝日新聞デジタル)

騒動後、Cygamesの対応は?

Cygamesはアイテム個々の出現率は明らかにしておらず、ユーザーにより確率を変えるような設定はしていないと主張した一方で、騒動のおわびとして対象期間中にガチャで課金した全額をゲーム内通貨で返金しました。今後の対策としては、ガチャを300回(約9万円)行えば、希望のアイテムが必ずもらえるようにシステムを変更するとしました。

 

過去に話題になった「コンプガチャ

過去には、「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対する批判がありました。コンプガチャは複数カードをそろえると希少性の高いアイテムが入手できるもので高額課金の温床となっていました。それを受け、2012年、当時の消費者担当相が「極めて射幸心をあおる」と規制方針を表明しました。
プラットフォームを運営していたグリーやディー・エヌ・エー(DeNA)は自社で開発する内製ゲームについて、コンプガチャをすべて廃止し、プラットフォーム上でゲームを配信する外部の開発会社についても、コンプガチャの全面廃止に向けてガイドラインを作成しました。

 

グラブル騒動の結論は違法性なし

消費者庁はアイテムがなかなか当たらない今回のケースについて、「アイテムの提供割合を説明していないからといって違法になるわけではない」と当初から慎重姿勢でした。そして、出現率の表示や設定を調査を行った結果、当初から変更なく「景品表示法違反は認められない」という結論に至りました。