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国内外のスマホゲーム市場の分析や最新情報を発信するメディアです。著者は港区のスマホゲーム会社勤務中。

「ポケモンGO」の開発会社、Niantic社とは?

7月22日から日本でも配信が始まった「ポケモンGO」。週末、駅周辺や公園がポケモンGOファンで賑わっていたのではないでしょうか。

さて、今回は話題の「ポケモンGO」を任天堂と共同で開発している会社、Niantic(ナイアンティック)社を紹介します。

 

Googleの社内スタートアップから誕生

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(画像:Niantic社HPより引用)

Niantic社はアメリカ西海岸にあるモバイルゲーム開発会社です。2011年にGoogle社の社内スタートアップとして、Niantic社の前身となるNiantic Labsが設立されました。2015年8月にGoogle社から独立してNiantic社となり、Niantic社の日本法人は2015年12月に設立されています。

Niantic社は、2013年12月にリリースした位置情報ゲーム「Ingress」のヒットで成功を収めました。そこで「Ingress」で培ったデータやノウハウを基に、任天堂と「ポケモンGO」を開発することとなります。2015年10月には、ポケモン社およびその米国子会社である The Pokémon Company International、Google社、任天堂社から合わせて2000万ドル(約20億円)の出資を受けています。

 

リアル陣取りゲーム「Ingress」とは

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(画像:Google Playより引用)

「Ingress(イングレス)」は、AR(拡張現実)を用いたリアル・ワールド・アドベンチャー・ゲームです。ゲームフィールドは現実世界そのもので、Google Mapsの地図情報を基にしています。ゲーム内で陣地を獲得するため、ユーザーはその場所まで実際に歩く必要があります。そうした現実世界とゲームの世界を融合したのがこのゲームの最大の特徴です。現在、世界200の国と地域に渡り、ダウンロード数は1,300万以上を記録しています。

 

"位置情報のスペシャリスト" ジョン・ハンケCEO

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(画像:ALL TECH BUZZより引用)

Niantic社が位置情報に強みを持つのは同社CEO、ジョン・ハンケ氏の経歴にあります。同氏は自身が設立したベンチャー企業Keyhole社(※)をGoogleに売却した後、Google Geoチーム(Google MapsGoogle アースを含む)を統率していました。その後、Niantic Labs設立に関わることになります。つまり、地理空間や位置情報に精通した同氏だからこそ、Niantic社が位置情報に強みをもっているのです。

 ※Keyhole社は地理空間データの視覚化アプリケーションに特化したソフトウェア開発会社です。衛星および航空撮影による画像を用い、数テラバイトの地図情報データベースを保有していました。

 

まとめ

今回、「ポケモンGO」の開発会社であるNiantic社を取り上げました。 同社の位置情報ゲーム「Ingress」は現実世界で歩き回る必要があり、従来の”家にいながらゲーム内”でプレイできるゲームとは一線を画します。「ポケモンGO」ヒットをきっかけに、今後さらに位置情報を活用したリアルとゲームの融合が進んでいくのではないでしょうか。