グラブルで有名なCygames、株式会社草薙を子会社化!コンテンツのクオリティ向上が目的
Cygamesが2D、3Dのアニメやゲームの背景美術及びデザインを専門に行う、株式会社草薙の全株式を取得し、子会社化することを発表しました。
ゲームの企画・開発・運営事業を展開する株式会社Cygames(以下サイゲームス、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡邊耕一)は、2D、3Dのアニメやゲームの背景美術及びデザインを専門に行う、株式会社草薙(以下、草薙、本社:東京都練馬区、代表取締役:中座洋次)の全株式を取得する株式譲渡契約を締結し、草薙がサイゲームスの子会社となったことをお知らせいたします。
Cygames HP
草薙は、背景美術に特化した企業として、これまでに多数の有名アニメやゲームの背景制作を担当し、高いクオリティと圧倒的な実績で業界内でも確固たる地位を築いてきました。
今回、継続的な事業発展のため、事業継承先を探していた草薙と、自社が開発するコンテンツのクオリティを高めてくれる、技術力の高いパートナーを求めていたサイゲームスのニーズが一致し、本契約の締結に至ったようです。
サイゲームス 渡邊耕一代表取締役社長コメント
「当社がコーポレートミッションとして掲げる、『最高のコンテンツを作る会社』を実現する上で、心強いパートナーになってくれるという、たしかな信頼をもっています。互いの強みを活かしてシナジー効果を発揮し、グループとして、新たなコンテンツの創出にひきつづき努めてまいります。」
草薙 中座洋次代表取締役コメント
「草薙を設立して26年になりました。アニメ、ゲーム業界へ様々なアプローチを続けてまいりましたが、今後ますます変革していく映像業界で、弊社の2D背景イラストや3DCGデザインの技術をさらに活かしていただけると決断いたしました。
美術背景専門のクリエーター集団をこのような形で評価していただいたことに感謝していると同時に大きな責任を感じます。これまで同様アニメはもちろん多くのゲームに積極的に参加協力して行く所存です。」
まとめ
Cygamesは、今回の草薙の子会社化だけでなく、2016年4月5日にはアニメーション制作を専門的に行うCygamesPictures(https://cygamespictures.co.jp/)を設立しています。主要事業のソーシャルゲームの開発・運営に加え、テレビアニメ『神撃のバハムート GENESIS』の放送やアニメ事業部設立などアニメ事業にも注力しています。
今後もイラストやデザインなどのクリエイティブ面での強化を進めていくのではないでしょうか。
日本のあのゲームが1位!?Google Playゲームアプリ歴代ランキング!
スマホアプリの市場データと分析ツールを提供する調査会社「App Annie」が、Google Playで配信されているAndroidアプリの歴代ランキングを発表しました。対象期間は2012年1月から2016年3月までとなっており、この4年間で最も収益を上げたゲームアプリなどが紹介されています。
「ゲーム」分野は収益とダウンロード数、両方で首位となっており、Google Play の歴代ダウンロード数の約40%、歴代収益の約90%を占めています。
気になる歴代収益ランキング!1位は日本でも人気のあのゲーム?
App Annieより引用 https://www.appannie.com/jp/
ゲームアプリの歴代収益ランキングのトップ10は、上記の通りです。全世界を対象としたランキングですが、日本からは4つのゲームアプリがランクインしています。
堂々の第1位は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」でした。パズル&ドラゴンズは、パズルゲームの要素と、戦いなどを通してキャラクターを成長させていくRPG(ロールプレイングゲーム)の要素を併せ持っているゲームです。ヒットの要因はゲーム性やスマホへの最適化といった理由があるようです。
3位はmixiの「モンスターストライク」、7位にはLINEの「ディズニーツムツム」、10位にはコロプラの「魔法使いと黒猫のウィズ」がランクインしています。いずれも「ガチャ」と呼ばれるシステムを採用しています。他にはSupercellの「Clash of Clans」、Kingの「Candy Crush Saga」など、日本でもおなじみのアプリが揃っています。
続いて、ゲームアプリ歴代ダウンロード数ランキング!
App Annieより引用 https://www.appannie.com/jp/
トップはデンマークの「Subway Surfers」、2位は米国の「Candy Crush Saga」、3位はレバノンの「Pou」。上位10位以内に日本のゲームは1つもないという結果になりました。
「Subway Surfers」はゲームの背景を世界のさまざまな都市に変えていくことにより、ユーザーの興味を保ちました。また、アメリカやメキシコなど72カ国以上でゲームのトップ10圏内を維持しています。
特徴としてトップ10のゲームは戦略ゲームの「Clash of Clans」を除き、9本がカジュアルゲームとなっています。
まとめ
- Google Play の歴代ダウンロード数トップ10と歴代収益トップ10の両方に入っているのは「Clash of Clans」と「Candy Crush Saga」の2本のみで、幅広い人気と収益化の両方に優れていることがわかります。
- ダウンロード数上位は世界各国から幅広くもたらされましたが、収益ランキングは日本、米国、韓国に集中するという傾向がありました。これはゲーム市場の大きさによるものです。
- ランキングには載っていませんが、今後は新興国のスマートフォン普及により、新興国地域に根付くローカライズされたゲームを作ることが重要になると考えられます。
ソフトバンクが売却予定と噂のスーパーセルってどういう会社? ~CMでも有名な「Clash of Clans」の開発会社~
ソフトバンクグループがフィンランドを拠点とするスマートフォン向けゲーム子会社スーパーセルの保有株式の売却を検討していると各種メディアで報道されました。売却先として中国IT大手のテンセントが浮上しています。スーパーセルの時価総額は5000億~6000億円規模とされるため、売却額は数千億円規模になる可能性があるようです。
1日のゲーム利用者数が1 億人以上と言われるスーパーセルってどんな会社?
スーパーセルは2010年にフィンランドで設立され、タブレット端末やモバイル端末向けのゲーム事業を展開しています。村を敵から守りながら発展させていくゲームの「Clash of Clans」や農場を経営する「Hay Day」などのヒット作品があります。「Clash of Clans」は122ヵ国で iPad ゲームの売上第1位、「Hay Day」は78ヵ国でiPad ゲームの売上第1位を記録しました。
2015年度の売上高は23億2600万ドル(日本円で約2600億円)で前年(17億7700万ドル)の30%増加となっています。社員数はわずか180名。
大ヒットの秘訣は『少人数チームでの開発』と『超自由な社風』
Supercell が学んだ大ヒットの秘訣は、むしろ小さくなることでした。すなわち少人数チームでの開発です。どれくらい少人数かって?「クラッシュ・オブ・クラン」も「ヘイ・デイ」も、それぞれたった 6 人ほどの開発チームが作り出したゲームなのです。ややこしい上下関係や組織構造なんてありません。抜群の才能をもつアツいスタッフが自分のクリエイティビティを追求できる「自由」があるだけです。
スーパーセルではゲームのアイディアの発案から制作までをチーム内で行います。ゲームが完成すると、まずカナダのApp Storeでリリースし、ヒットするとグローバル展開していくという仕組みです。配信停止も経営層が判断するのではなく、開発チーム自らが行っていきます。
プロジェクトが失敗した場合は、関わったメンバー全員にシャンパンのボトルが贈られるという独特の習慣もあります。社員は毎日何をするかを基本的に自分で決めることができます。その自由な社風から、創業者兼CEOのIlkka Paananen氏は“世界で最も権力の無いCEO”とまで言われているようです。
まとめ
トップダウンで経営が進められている企業が多い中、スーパーセルでは整理された仕組みの中で少数の開発チームが自由に開発を行う環境が整っています。一概に少人数のチームで現場に任せることで成功するわけではないと思いますが、ひとつの模範例となるのではないでしょうか。
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4月から港区の某ソーシャルゲーム会社で働く新卒一年目です。
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